Unityで作成したゲームをGoogle Playに登録する流れ

Unityを使用してゲームを開発し、それをGoogle Playで販売するのは、初心者にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、手順を理解すれば効率的に進められます。本記事では、Unityで作成したゲームをGoogle Playに公開する流れを詳しく解説します。


目次

  1. 必要な準備
  2. Google Play 開発者アカウントの作成
  3. Unityプロジェクトの設定
  4. APK/Bundleのビルド
  5. Google Play Consoleへのアップロード
  6. 公開前のチェックとリリース
  7. アップデートの流れ
  8. まとめ

1. 必要な準備

ゲームをGoogle Playに公開するためには、以下の準備が必要です。

  • Unityのインストール
    最新版のUnityをインストールしておきましょう。また、Androidビルドサポートもインストールしてください。
  • Android Studio
    UnityのビルドにはAndroid SDKが必要です。Android Studioをインストールし、SDKと必要なツールを準備します。
  • Google Play 開発者アカウント
    Google Playにアプリを公開するには、Google Play開発者アカウントが必要です。アカウント登録料として25ドルがかかります。
  • アイコンやスクリーンショット
    アプリに必要なアイコンや、Google Playストアに表示するスクリーンショット、プロモーション用の画像を用意しておきましょう。

2. Google Play 開発者アカウントの作成

  1. Google Play Consoleにアクセスします。
  2. Googleアカウントでログインし、開発者登録を行います。
  3. 登録料(25ドル)を支払い、必要な情報(会社名や連絡先など)を入力します。
  4. 登録が完了すると、アカウントが有効になります。

3. Unityプロジェクトの設定

Unityで開発したゲームをGoogle Playに公開するためには、プロジェクトをAndroid向けに設定する必要があります。

  1. プラットフォームをAndroidに切り替える
    Unityのメニューから「File > Build Settings」を開き、「Android」を選択して「Switch Platform」をクリックします。
  2. Player Settingsの調整
    • 「Company Name」や「Product Name」を入力します。
    • 「Other Settings」タブで「Package Name」を設定します(例: com.companyname.gamename)。
    • 最低APIレベルを「API Level 21」以上に設定してください(Google Playの要件を満たすため)。
  3. 署名設定
    Androidアプリを公開するには、署名されたビルドが必要です。以下の手順で署名キーを作成します。
    • 「Player Settings > Publishing Settings > Keystore Manager」を開き、キーを作成または既存のキーをインポートします。
    • キーのパスワードやエイリアスを設定し、保存します。

4. APK/Bundleのビルド

Google PlayではAPKやAAB(Android App Bundle)の形式でアプリをアップロードできます。推奨されるのはAAB形式です。

  1. ビルド設定
    「File > Build Settings」で「Build System」を「Gradle」に設定します。
  2. AAB形式でビルド
    「Build」または「Build and Run」をクリックして、AABファイルを出力します。

5. Google Play Consoleへのアップロード

  1. アプリを登録
    Google Play Consoleで「新しいアプリを作成」をクリックし、アプリの情報(名前、カテゴリ、説明など)を入力します。
  2. アセットをアップロード
    • アイコン(512×512ピクセル)
    • スクリーンショット(最小2枚以上)
    • プロモーション用の画像や動画(オプション)
  3. AABファイルをアップロード
    「リリース管理 > アプリリリース」からAABファイルをアップロードします。
  4. アプリの詳細設定
    • コンテンツの評価: 質問に答えてアプリの対象年齢を評価します。
    • ターゲットオーディエンス: アプリの対象ユーザーを設定します。
    • プライバシーポリシー: 必要に応じてリンクを記載します。

6. 公開前のチェックとリリース

アプリをリリースする前に、Google Play Consoleのダッシュボードで警告やエラーがないか確認してください。

  1. テストリリース
    内部テストまたはクローズドテストを設定して、アプリが正常に動作するか確認します。
  2. 公開リリース
    問題がなければ「公開リリース」をクリックして、アプリを一般公開します。公開には数時間から数日かかることがあります。

7. アップデートの流れ

アプリのアップデートもスムーズに行えます。

  1. Unityで変更を加え、新しいバージョンをビルドします。
  2. バージョンコードを増加させることを忘れないでください。
  3. Google Play Consoleで新しいAABファイルをアップロードし、再度リリースします。

8. まとめ

Unityで作成したゲームをGoogle Playで公開するには、適切な準備と設定が必要ですが、一度手順を覚えれば効率的に進められます。以下のポイントを意識しましょう。

  • 必要なツールやアカウントの準備を怠らないこと。
  • Google Playの要件をよく確認すること。
  • リリース前に十分なテストを行うこと。

これらのプロセスを踏めば、あなたのゲームが世界中のプレイヤーに届けられる日も近いでしょう!ぜひ挑戦してみてください。


参考リンク

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